【2022年最新版】中〜大規模サイトにおすすめのCMSは?


世の中には、Wordpress、Movable Type、Adobe Experience Manger、Sitecore、そしてDrupalなど多種多様なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)があります。これらのCMSはそれぞれ異なる特徴があり、サイトの規模や要件、目的に適したものを選ぶ必要があります。 ここでは、Drupalの特徴を中心に、CMSを選定のポイントをわかりやすく説明していきます。

CMSとは

CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略でHTMLなどのWeb専門知識がなくとも、簡単にWebサイトの構築・運用・管理ができるシステムのことです。
最近では情報発信・情報収集のいずれもがインターネットを中心に行われており、Webサイト上のコンテンツの質と量が、新規顧客や売上獲得などのカギを握っていると言えるでしょう。

つまり、近年のデジタルマーケティング市場におけるCMSの役割は、コンテンツの管理に留まらず、より多くのお客様と企業との間に新たな価値を生み出す接点であり、企業の成長に重要なツールといえます。
これまでデジタルマーケティングに注力していなかった企業では、自社を発展させていくためにCMSの導入は必須になるでしょう。ただし、CMSの変更には大きなコストと労力がかかるので、数年は使う前提で慎重に選ばなければいけません。

CMSの種類

CMSには、個人ブログや比較的小規模の企業サイトに適した比較的安価なWordpressやMovable Typeのようないわゆる「ブログ系CMS」と、多言語のグローバルサイトやページ数の多い大規模サイト向けのAdobe Experience ManagerやDrupalのような「エンタープライズCMS」があります。

CMSを選ぶ際のポイント

セキュリティ

企業にとって重要である「信用」を獲得するためには、一定のセキュリティ責任を果たす必要があります。
サイバー攻撃は常に新しい手法が生み出されるので、対策を講じたからといって安心はできません。 セキュリティ対策には相応のコストや労力を要しますが、万が一情報漏洩 した場合の被害規模はその比にならないため 継続的なセキュリティ対策が必要です。

ブログ系CMSを代表するWordpressは、世界中のCMSサイトの6割以上のシェアを占めています。 つまりWordpressを攻略するだけでCMS全体の6割以上が攻撃対象となるので、サイバー攻撃者の格好の的といえます。

一方Drupalは、オープンソースでありながら専属のセキュリティチームによる脆弱性対策により、高いセキュリティ品質が維持されています。実際にNASAやUNESCOなど機密データを扱う世界の団体や大企業で採用されている実績があります。近年は日本国内でも大学や官公庁での採用が進んでいます。

グローバルサイト運用

世界の中で日本語の話者はたったの1.6%しかいません。
そのため、世界上位1,000万サイトで日本語のサイトはわずか2.3%です。 一方、英語の話者は16.2%にもかかわらず、Webサイトで最も広く使われており、その割合は62.2%とインターネット上での言語の強さが際立っています。
今後、デジタルマーケティングに注力する上で、サイトの多言語化(グローバルサイト運用)によってリーチを広げることができます。

ブログ系CMSで複数言語のサイトを管理する場合、言語別に複数のWebサイトを作るケースが多く見られます。その場合、1つの記事を作成するのにも、それぞれのサイトで言語別のコンテンツを作らなければならず、何度も同じ作業を繰り返すため運用コストが膨らんでしまいます。

その反面、Drupalはベースに多言語管理機能が備わっており、標準で100言語以上に対応しています。マスターとなる1記事を作成すれば、それをベースに各言語に展開することができます。もちろん、特定の言語に限定したページの作成や記事の一部をローカライズするなど柔軟な対応が可能です。

サイトの拡張性

Webサイトは公開がゴールではありません。公開後マーケティング活動の結果を評価しPDCAを回しながら様々な機能を追加する事で価値が高まります。 例えば最近では新型コロナウイルスの影響で、今まで対面で行ってきた営業活動をオンラインで完結するための機能への需要が高まっています。 時代にあった機能を追加し、Webサイトを成長させるためにはサイトの拡張性が重要です。

Wordpressでは、Webサイトの機能を拡張するためにプラグインと呼ばれるものを追加します。プラグインは個人・企業問わず自由に作成し配布することができます。更新頻度やサポート体制もバラバラなため、セキュリティ脆弱性があるにもかかわらず更新されずに放置されているものも少なくありません。

エンタープライズCMSの中には、Adobe Experience Managerのようにライセンス費用は高額なものの、全ての機能が用意されているシステムもあります。DrupalもWordpressと同様にモジュールでの機能拡張もしますが、配布されているモジュールはDrupalコミュニティによりレビューされているので安全です。また、ベースが拡張を前提としたAPIファーストで設計されており、あらゆる外部システムとの連携が容易にできる他CMSと比較すると柔軟性が圧倒的に異なります。

▼ エンタープライズCMSについては、こちらのページも参考にしてみてください。
中〜大規模サイト向け 2022年版エンタープライズCMSの最適解

まとめ

中〜大規模サイトに導入するCMSを検討する際に、ブログ系CMSは必要とされる機能や要件を満たしていないため、必然的にエンタープライズCMSが採用候補に挙がることが多いです。 エンタープライズCMSの中でも、Drupalはライセンス使用料が無料のオープンソースCMSでありながら、高額なライセンス使用料が必要なAdobe Experience ManagerやSitecoreなどの商用CMSと比較検討されます。それは、上記で挙げた「セキュリティ」「グローバルサイト運用」「サイトの拡張性」以外にも、「管理者の権限管理」「複雑なワークフロー」「大量のアクセスに耐えうるパフォーマンス」など、中〜大規模サイトに求められるあらゆる機能を備えているためです。
確かに、Adobe Experience ManagerやSitecoreは豊富な機能がありますが、機能を使いこなせていないケースも多いようです。

サイトの規模、必要な機能、社内の運用体制によって適したCMSは異なります。また、CMSは一度導入すると、変更することが難しいので慎重に選ばなければいけません。
もし、サイトリニューアルにあたりCMSを比較検討されていて、自社にとってどのCMSが最適なのかお悩みの場合は、お気軽にアクレットにご相談ください。

▼ CMS選定に関してお悩みでしたら、まずはお気軽にご相談ください。。
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Asako Okumura マネージャー

神戸生まれ、神戸育ちの2児の母。デザイナーとして入社後、Drupal(ドルーパル)の面白さにすっかりはまってしまい、デザインだけに止まらず、ある程度の案件なら開発までしてしまいます。 AcquiaのDrupal認定試験は「サイトビルダー」「デベロッパー」「フロントエンドスペシャリスト」を取得。残りの1つ「バックエンドスペシャリスト」を取得し、グランドマスター資格を目指して勉強中。