グローバル展開している企業を中心に、徐々に日本国内でも普及が進んでいるDrupal。 Wordpressのように個人でDrupalを使う人は、まだまだ少数だと思いますが、Drupalでどのようなサイトができるのか「実際にDrupalを触ってみたい!」と思っている人もいるはず。 でも、まずはサーバーやLAMP環境など、Drupalをインストールするための事前準備が面倒ですよね。 そんな面倒を解決してくれるのが、Acquia社が提供している、Acquia Dev Desktopです。 早速、Drupalのローカル環境を構築してみましょう。
 

構築方法

1. Acquia公式サイトからAcquia Dev Desktopをダウンロードします。

https://dev.acquia.com/downloads

2. Acquia Dev Desktopをインストールします。

 

3. Acquia Dev Desktopを起動すると、最初のサイトを追加するために3つの選択肢から選ぶことができます。

Acquia Dev Desktop サイト追加

 (1)「Start from scratch, I don't have an existing Drupal site」
  既存のDrupalサイトがない場合は、これを選択すると、人気がある様々なDrupalディストリビューションに基づいて新しいWebサイトを作成することができます。

 (2)「Start with an existing Drupal site located on my computer」
  ローカルで作業しているDrupalサイトが既にある場合、または次の何かの場合は、このオプションを選択します。
  ・Acquia Dev Desktopに含まれていないディストリビューションから始めたい場合。
   事前にDrupalディストリビューションをダウンロードしておく必要があります。
  ・AcquiaCloud以外の場所でホストされている既存のDrupalサイトがある場合。
   事前にDrupalサイトをローカルにエクスポートしておく必要があります。

 (3)「Start with existing Drupal site hosted on Acquia Cloud」
  AcquiaCloudでホストされている既存のDrupalサイトからローカル環境を構築することができます。

今回は(1)を選択して、Drupalサイトを構築していきます。

4. 各種用意されているDrupalディストリビューションから、好きなものを選択して「install」をクリックします。

ここでは、Drupal8をインストールしてみます。

Acquia Dev DesktopのさまざまなDrupalディストリビューション

5. ローカルでコードを置く場所を指定し、「Finish」をクリックします。

ローカル環境の設定

6.  約10秒で、ローカル環境にインストールする準備は完了です。

あとは、手順にしたがってインストールを進めていきます。
ローカル環境のURLをクリックすると、ブラウザにDrupalのインストール画面が表示されます。

ローカル環境をクリック

7. デフォルトの言語を選択します。

デフォルト言語の選択

8. インストールプロフィールを選択します。

特別な要件がなければ、「標準」を選択してください。

インストールプロフィールの選択

9. インストールが開始します。

インストールの開始

10. サイト名やサイトのメールアドレス、管理者のユーザー名とパスワードなどを設定します。

ローカル環境の設定

11. ローカル環境のDrupalサイトが完成しました。

ローカル環境のDrupalが完成

まとめ

特別な知識がなくても簡単にDrupalのローカル環境が構築できることがお分かりいただけたかと思います。
新しいモジュールをちょっと試してみたいときや、Drupal認定試験の勉強でアクイアYoutubeチャンネルに沿って操作したいときに、『新しいローカル環境を作って動かしてみて、必要なくなれば削除する』ということがことが気軽にできるので、とても重宝しています。
あなたもAcquia Dev Desktopで、快適なDrupalライフを!